肘内障とは、就学前のお子さまに起こりやすい肘関節の障害で、俗に言う『肘が抜けた』状態で肘関節を構成する“橈骨”がずれた状態、亜脱臼といわれるものです
特に乳幼児のお子さまは、成長途上で元々が骨が柔らかく、関節もしっかりと出来上がってないため少しの外力て骨がずれやすくなっているため肘内障を起こしやすくなっています。
発生状況としては、
…腕を引っ張った、引っ張られた
…手をついた
などが多いように思いますが、中には
…腕を下にして寝返りを打った
など、わずかな外力でも発生する事があります。
発生すると、殆どのお子様が急に泣き出し腕をダランと下げたようにする事で肘内障と推測しますが、ずれた状態が元に戻ると急に泣き止み腕を動かせるようになるのも特徴です。
万が一、発生してしまったら慌てずに医療機関へご相談ください。
整形外科、整骨院、接骨院を名乗る機関でしたら対応可能です。夜間でしたら近隣消防署などへ電話し対応できる医療機関を教えて貰いましょう。
整形外科、整骨院、接骨院を名乗る機関でしたら対応可能です。夜間でしたら近隣消防署などへ電話し対応できる医療機関を教えて貰いましょう。
突然のアクシデントに親御さんも気が動転されるでしょうが、起こしやすい疾患である反面、整復が容易な脱臼でもあります。受診してきたら自然に整復されている事もある程です。
すぐに良くなりますので安心して整復をお任せください。
但し、高所から落下した場合や明らかに強い外力が加わっている場合は、骨折や神経損傷なども考えられますので注意が必要です。頭の片隅にでもご記憶頂ければ幸いです。